後書きという名の戯言 その２
（＊管理人が作品について語っているだけです。興味ない方は目次にお戻りください）
「蒼天のねがい」全8話、無事に完結したしました！（2013年4月29日）
お付き合いいただいた皆様、ありがとうございます。
「くれないの絆」本編を読んだ知人が、「暁って一見、嫌なヤツだね」と言ったので、何とか撤回させようと、プロット考えたのがこの話。
しかしできあがってみると、桜さんの生い立ちみたいな話になりました…。何故だ…。
とりあえず、本編でかけなかった設定も回収できて良かったです。
あと書くとしたら、鴉と楓の出会いとか、桜に付いてる侍女の話とかかな。
そっちは短編になると思いますが、詳細は未定です。
別の知人に「キャラが使い捨てだね」という感想ももらったので、狐姉弟や狛さん等の話も書きたいですし。
…シリーズと銘うっていますが、わりと行き当たりばったりです。
計画性の無さが露見してしまう…
ブログの方でちょこちょこ書いていましたが、本編と比べると、かなり自由に書きました。
特に心理描写には文字を割いています。
結果、やたら文章が詰まってしまって…読みにくかったらすいません。
桜さんの気持ちをたくさん書こうとすると、後半、どうしても悩みの描写が多くなり同じような話が何度もでてきていると思います。
また少し時間をあけて、確認・訂正をする予定です。
本編は、一話ごとに文章量の差が大きく、特に9話は短かったので、「蒼天」はなるべく文字数を揃えようとカウントしてみました。
結果、
第1話→1926文字
第2話→2018文字
第3話→2438文字
第4話→2801文字
第5話→2235文字
第6話→2112文字
第7話→1291文字
第８話→2937文字 （2013年4月29日現在）
となりました。
プロットでは、7話と8話はまとめて書く予定だったのですが、どうしても長くなりすぎるので、一旦切りました。
でも結局、8話はほぼ3000文字…他と比べると長いですね。
ちなみに本編は最長が第3話の狐。回想と合わせて4396文字でした。
時点の本編8話の主は、回想シーンが無いにも関わらず、4116文字。書いてるときから、長い長いと思っていましたが、長すぎですね。
9話は、256文字だけです。まさに桁が違います。
まあ、そこも含めてお楽しみいただけたらな…と。初心者ですし。
しかし、今後は気をつけていこうと思います。
この話を書くにあたり、時間軸の整理をしようと、年表を作成しました。
本編回想シーンと合わせて、きちんと何歳のいつごろか決まっています。
うまく小説の中で表現できてない気もしますが。
それと合わせて、姉妹の周囲の人も何人かでてきました。
少し順番に触れていきます。
①侍女
桜が生まれたときから傍にいる人です。本編1話で、他の侍女を叱っていた人。
姉妹が赤ん坊の頃から見てきているので、母親のような心境です。
桜のことも、楓のことも大切に思っています。
長く屋敷に勤めているので、頼りになる存在です。
本当の意味での脇役ですが、短編で何か書く予定。
今のところ、本編の後日談を考えています。この人から見た姉妹の話とか。
②お父さん
二人の父です。
ちなみに作中でさらっと書きましたが、母は楓を産んだ後、亡くなっています。
厳しい領主ですが、平等で、人の意見に耳を傾け、慎重に理性的に判断できる男です。
じつは彼の手腕で領地が平和だという設定があったり。
最愛の妻を亡くし、残された姉妹を守ろうと、陰でいっぱい努力しています。
桜も楓も、父親を尊敬していますが、それ以上にお互いのことが好きなようです。
憐れなお父さんです…
③家臣のおじさん
本編で桜さんが読んでいた手紙（5話回想にて）を書いた人です。
お父さんの腹心の部下。ちょっと年上ぐらいかもしれません。
領地のことを考えるがゆえに、厳しいことも言います。
しかし、桜のことも楓のことも、よく考えてくれる人です。
桜に縁談を持ちかけたり。
苦労人のイメージです。
きっと、楓の政務もサポートしてくれるでしょう。ナイスミドルです。
人以外だと、屋敷や暁の住処である小屋の設定を考えたりしました。
が、どうにもセンスがないので、曖昧なままです。
外せないところだけ、文字にしてあるんですが…
今度、博物館にでも行って、勉強してきます。
また、あまり触れることができませんでしたが、「紅い花」についてはかなり細かい設定があります。
本編7話の回想で作らせた髪飾りとか。雫さんと暁くんの話とか。
もろもろ設定だけはあるので、何とか小説の形にして、公開する予定です。
今後しばらくは、その辺りの短編小説を更新することになるかと。
ただ、新しいシリーズを先に軌道に乗せたいので、少し遅くなるかもしれません。
また、長めの話として、新キャラ二人をメインとした「緋色の誓い」という小説を考えています。
本編・蒼天から数年後。楓が領主となっています。
こちらはあまり詳細が固まっていませんので、いつになるか…
姉妹愛を中心とした今までとは違い、わりと恋愛色が強くなるかもしれません。
（5月5日追記：違う外伝的な小説を考えています。詳しくはブログにて）
後書きといいながら、ほとんど今後の予定の話になってしましました、ごめんなさい。
ここまでお付き合いくださり、ありがとうございました。
よろしければ次回作も、よろしくお願いいたします。
（2013年5月5日）